きもの美 Hiro
2010年05月16日(Sun) 02時01分
4月から5月にかけて作品撮りの撮影が続きました。
ご一緒したフォトグラファーさんが、表現したい方向が皆様違っていたので、その都度いろんな発見や、これからの課題、そして、自分の表現についての挑戦したいことの焦点も定まっていくものでした。
作品撮りの撮影を重ねる度に、まだまだ入り口にいるような錯覚に見回れます。
まだまだ出し切れないほどの、着物の強さに自分の表現したいことが追いついていない感覚です。
伝統が折り重なった今に通じる濾された洗練さが凝縮して、そして、人が着てこそ成り得る世界観が、空間と調和して作られ、着物の表現がさらに広がっていきます。そこに、自分らしいスタイリングの表現を出していくことに、高い垣根を感じることがあります。
「着物だけで、ドラマがあるから」と、アフリカンアメリカのフォトグラファーさんに言われて、何度も話し合いながら、写真を撮っていきました。
「着物」には「ドラマ」が存在している、まさにそうだと思いました。
とても冷静で魅力的な方でした。
ヘアアーティストやスタッフの方たち、とても素適な方たちでした。また、近いうちにご一緒に。。。
2010年05月15日(Sat) 02時06分
プロムに参加する高校生から、「着物を着て行くことが夢」と、電話やメールで問い合わせがありました。フィラデルフィアからでした。
御母様からもメールをいただき、正式にご依頼を受ける形になりました。
ニューヨークシティーから急行のアムトラックで1時間10分のところ、普通電車では2時間30分ほどかかるところにフィラデルフィアがあります。
フィラデルフィアの駅に到着すると、駅のホームで高校生の御母様と、ご本人の高校生が「Hiro」と掲げた大きな紙を胸元に持っていて、団体旅行をしたときのことを思い出してしまいました。
その高校生の女の子は、日本のアニメがきっかけで、日本にとても興味がわき、日本語教室に通い、テレビも日本の番組と歌しか聞かないと話していました。
将来は、日本で働きたいと話してくれて、その溢れるほどの日本への熱い思いがありました。
家に着くと、高校生の祖母や御父様もいらっしゃって、そして、彼女の日本語の先生まで見学にいらっしゃっていました。
彼女に日本語を教えている先生は、日本人の方でした。「ニューヨークから着付けをする人を呼ぶと言う発想が浮かぶことに、私は驚いたの」と日本語の先生は私に話してくれました。
ニューヨークシティーとフィラデルフィアは距離にして東京と名古屋ぐらい・・・、私が高校生の時に、卒業式パーティーに出席するのに、着ていくドレスや着物をスタイリングしてくれる方を遠方から呼ぶと言う発想は、確かに、それさえも浮かばないことだったかもしれません。
着付けと言う仕事がアメリカ人の高校生の「着物を着てプロムに行くことが夢」へと形にしていける橋渡しになったこと、素適なことだと、仕事を終えて思いました。
彼女からビーズを付けて欲しいと言われて、帯揚げの上につけてみました。彼女のイメージするスタイリングをしていくこともとても楽しかったです。
御母様が、「娘の願いを叶えてくれてありがとう。Hiroは着物のスタイリングを現代的にも スタンダードな古典も両方できるのね」と言ってくれて、その一言が嬉しくて、その時期、法人設立の手続きをしていたところだったので、社名を「Mode & Classic」に決めました。
アメリカの高校生の夢を形にしたときに浮かんだ社名、私も、夢を形にしていこうと、その決意や想いが漲った瞬間に感じました。
*写真は大量のビーズの登場で、どのようにスタイリングしようかと考えているところです。
御母様からもメールをいただき、正式にご依頼を受ける形になりました。
ニューヨークシティーから急行のアムトラックで1時間10分のところ、普通電車では2時間30分ほどかかるところにフィラデルフィアがあります。
フィラデルフィアの駅に到着すると、駅のホームで高校生の御母様と、ご本人の高校生が「Hiro」と掲げた大きな紙を胸元に持っていて、団体旅行をしたときのことを思い出してしまいました。
その高校生の女の子は、日本のアニメがきっかけで、日本にとても興味がわき、日本語教室に通い、テレビも日本の番組と歌しか聞かないと話していました。
将来は、日本で働きたいと話してくれて、その溢れるほどの日本への熱い思いがありました。
家に着くと、高校生の祖母や御父様もいらっしゃって、そして、彼女の日本語の先生まで見学にいらっしゃっていました。
彼女に日本語を教えている先生は、日本人の方でした。「ニューヨークから着付けをする人を呼ぶと言う発想が浮かぶことに、私は驚いたの」と日本語の先生は私に話してくれました。
ニューヨークシティーとフィラデルフィアは距離にして東京と名古屋ぐらい・・・、私が高校生の時に、卒業式パーティーに出席するのに、着ていくドレスや着物をスタイリングしてくれる方を遠方から呼ぶと言う発想は、確かに、それさえも浮かばないことだったかもしれません。
着付けと言う仕事がアメリカ人の高校生の「着物を着てプロムに行くことが夢」へと形にしていける橋渡しになったこと、素適なことだと、仕事を終えて思いました。
彼女からビーズを付けて欲しいと言われて、帯揚げの上につけてみました。彼女のイメージするスタイリングをしていくこともとても楽しかったです。
御母様が、「娘の願いを叶えてくれてありがとう。Hiroは着物のスタイリングを現代的にも スタンダードな古典も両方できるのね」と言ってくれて、その一言が嬉しくて、その時期、法人設立の手続きをしていたところだったので、社名を「Mode & Classic」に決めました。
アメリカの高校生の夢を形にしたときに浮かんだ社名、私も、夢を形にしていこうと、その決意や想いが漲った瞬間に感じました。
*写真は大量のビーズの登場で、どのようにスタイリングしようかと考えているところです。
2010年04月22日(Thu) 04時44分
最近、スタイリストとしての撮影がつづいていました。
でも、昨日は、私が撮影をされる側になるご依頼があり、それも動画のビデオ撮影で、着付教室の様子と着物の紹介と、そして、インタビュー・・・。
インタビューは大変苦手で、私の声が小さいみたいで、「もっと大きな声で隣の部屋に聞こえるような声を出して」と、何度もやり直し・・・。
そして、インタビュー内容もアメリカ人の方からの質問は余にも漠然としていて、「着物とは何ですか?」って聞かれると・・・一言で言う具体的な言葉が浮かばないものですね。
着物の紹介も、一着の着物そのものに、歴史・風土と膨大な文化的背景が含まれているから、短い表現で言葉に表すことが、あまりにももったいなく思う不思議な感じがしました。
私は、日本にいた時に京都の観世流シテ方の能役者の先生から、能のお稽古をいただいておりましたが、先生が「今に通じる京友禅の発展は、600年前から能役者の生き血を吸った美しさの結晶でもある」という素適なお話しをしてくれたことがありました。
京友禅一つにしても語り尽くせないほどに奥が深く、そのもの着物を短い時間の中で表現することの難しさ、インタビューという形で着物を伝えることの難しさを今回痛感しました。
着物スタイリストとして撮影をする側でしたが、撮影を受ける側にたって、ニューヨークで「着物」を伝えていくことへの課題が沢山できたインタビューでした。
こちらの写真は、ビデオ撮影を終えて、撮影をご一緒した皆様と記念に。
でも、昨日は、私が撮影をされる側になるご依頼があり、それも動画のビデオ撮影で、着付教室の様子と着物の紹介と、そして、インタビュー・・・。
インタビューは大変苦手で、私の声が小さいみたいで、「もっと大きな声で隣の部屋に聞こえるような声を出して」と、何度もやり直し・・・。
そして、インタビュー内容もアメリカ人の方からの質問は余にも漠然としていて、「着物とは何ですか?」って聞かれると・・・一言で言う具体的な言葉が浮かばないものですね。
着物の紹介も、一着の着物そのものに、歴史・風土と膨大な文化的背景が含まれているから、短い表現で言葉に表すことが、あまりにももったいなく思う不思議な感じがしました。
私は、日本にいた時に京都の観世流シテ方の能役者の先生から、能のお稽古をいただいておりましたが、先生が「今に通じる京友禅の発展は、600年前から能役者の生き血を吸った美しさの結晶でもある」という素適なお話しをしてくれたことがありました。
京友禅一つにしても語り尽くせないほどに奥が深く、そのもの着物を短い時間の中で表現することの難しさ、インタビューという形で着物を伝えることの難しさを今回痛感しました。
着物スタイリストとして撮影をする側でしたが、撮影を受ける側にたって、ニューヨークで「着物」を伝えていくことへの課題が沢山できたインタビューでした。
こちらの写真は、ビデオ撮影を終えて、撮影をご一緒した皆様と記念に。
2010年04月05日(Mon) 03時01分
大切な知人と会食する機会に恵まれた日、この写真にあるお気に入りの帯を締めて、会食前、日本舞踊のお稽古に行きました。
日本舞踊の先生がこの帯を見て、「あらー、良い帯しているわねー」と叫びのような声を出しました。なんて素適な響きなのでしょう。
この帯には、歌舞伎の舞踊劇で見られる演目が描かれています。
実は、先生の「あらー、良い帯しているわねー」の一言に出会うまでは、演目の詳細まで考えずに、
呉服屋さんが言う、「姉様模様」と言う表現をそのまま受け止めていました。でも、そこには歌舞伎にちなんだ姉様人形というものからきている模様でした。姉様人形(和紙と千代紙で作られる)を更に帯の模様にする・・・あーーー(感嘆)、深いですね。
お恥ずかしいながらも、今まで模様の内容まで考えずにいて、言われてみてからじっくり見ると、「あーーー、藤娘に、道成寺、近江のお兼、汐汲み、鷺娘、・・・」
ここには、舞台が広がっていました。
帯一本の中に、世界があるのだなーと感動しました。そして、日本舞踊の先生の初舞台「お兼」にも出会いました。こうした出会いがあるなんて、帯の模様にも時を越えた物語が存在しているのだと思いました。
その日、祖父が義太夫だったと言う人と、不思議な縁でNYで出会い、会食をご一緒させていただきました。四人でミッドタウンイースト61st Lexton-ave「輪島」という大好きな日本食レストランでお食事をいたしました。
この帯に、気がついてくれるかなって、少しドキドキしました。
演目、見つけること出来ましたでしょうか?
藤娘に道成寺、汐汲み・・・見つかりましたか?
私は、耳に馴染んだのか、いつも利用していた呉服屋の女将さんがキッパリ言う「姉様模様」の一言の表現も、また好きだったりします。
2010年03月08日(Mon) 00時06分
ニューヨークの私の着付け教室の生徒さんで、キャミちゃんと呼んでいる大学生の女の子がいます。着付け教室に通いはじめてから、一週間に一度、毎週通っていました。
法学部に通い、司法の方面での将来の夢もしっかり持っていますが、日本文化が大好きで、日本語の勉強と、そして日本舞踊のお稽古、三味線もお稽古しているとのことでした。
着付け教室で、私がつたない英語で頑張って話しかけると、「日本語でお願いします」と、言われてしまうほど、日本漬けになりたいみたいです。
日本語を習い始めたとは思えないほど、急速に上達する日本語・・・、私の英語の上達の速度の遅さを痛感してしまうほどです。
分らないこと、分ったことの確認など、ハッキリとおっしゃってくださるので、とてもレッスンがすすめやすかったです。
全国和装コンサルタント協会が認める二級講師免状にむけて、カリキュラムを全て満たし、そして、日本語での筆記試験も、しっかりこなしました。
昨年の10月は、ジャパンソサエティーというところで開かれた七五三で、着付けのボランティアに参加して、大変活躍したそうです。
今年の中頃には、日本の大学に留学する予定で、引き続き、駒込和装学院の師範科コースにすすみたいと言っていました。師範科コースでは、十二単衣の講習や、花嫁の講習も受けられることを言うと、とてもエキサイティングしていました。
駒込和装学院の諸先生方も、楽しみだとおっしゃってくれて・・・ニューヨークで得た技術を、日本の先生方に引き継げること、私もワクワクしています。
全国和装コンサルタント協会では、はじめて、アメリカ人に御免状を発行いたしました。
本当に、駒込和装学院の先生方に、大変感謝しています。
キャミちゃんとの会話での面白いハプニングはいろいろありました。
絞りの帯揚げを出すと、「きらいです」と笑顔で言うのです。「まあ、なんて、正直な子なのだろう」とスゴスゴと帯揚げを引き出しに戻そおと思ったら「きらいです!」と連呼するので、「もしかして、綺麗です?」と言うと「Yes!」と笑顔で言っていました。「きれいです」が「きらいです」になっていたのですね。
最近では、「この帯、やすいです」と言うので、私の顔が引きつると、それでも笑顔で「とても安いです」と言って、帯を折り曲げる仕草をしたので、もしかして・・・「柔らかい?」と聞き直すと、「はい」と言うので、「安い is cheap」(「安い」は「cheap」)と説明すると、大笑いして、「すみませーん」と叫んでいました。まだまだ、このような話しは尽きないほどありますが・・・
教えている私が言うのも変ですが、本当に、楽しいレッスンでした!
法学部に通い、司法の方面での将来の夢もしっかり持っていますが、日本文化が大好きで、日本語の勉強と、そして日本舞踊のお稽古、三味線もお稽古しているとのことでした。
着付け教室で、私がつたない英語で頑張って話しかけると、「日本語でお願いします」と、言われてしまうほど、日本漬けになりたいみたいです。
日本語を習い始めたとは思えないほど、急速に上達する日本語・・・、私の英語の上達の速度の遅さを痛感してしまうほどです。
分らないこと、分ったことの確認など、ハッキリとおっしゃってくださるので、とてもレッスンがすすめやすかったです。
全国和装コンサルタント協会が認める二級講師免状にむけて、カリキュラムを全て満たし、そして、日本語での筆記試験も、しっかりこなしました。
昨年の10月は、ジャパンソサエティーというところで開かれた七五三で、着付けのボランティアに参加して、大変活躍したそうです。
今年の中頃には、日本の大学に留学する予定で、引き続き、駒込和装学院の師範科コースにすすみたいと言っていました。師範科コースでは、十二単衣の講習や、花嫁の講習も受けられることを言うと、とてもエキサイティングしていました。
駒込和装学院の諸先生方も、楽しみだとおっしゃってくれて・・・ニューヨークで得た技術を、日本の先生方に引き継げること、私もワクワクしています。
全国和装コンサルタント協会では、はじめて、アメリカ人に御免状を発行いたしました。
本当に、駒込和装学院の先生方に、大変感謝しています。
キャミちゃんとの会話での面白いハプニングはいろいろありました。
絞りの帯揚げを出すと、「きらいです」と笑顔で言うのです。「まあ、なんて、正直な子なのだろう」とスゴスゴと帯揚げを引き出しに戻そおと思ったら「きらいです!」と連呼するので、「もしかして、綺麗です?」と言うと「Yes!」と笑顔で言っていました。「きれいです」が「きらいです」になっていたのですね。
最近では、「この帯、やすいです」と言うので、私の顔が引きつると、それでも笑顔で「とても安いです」と言って、帯を折り曲げる仕草をしたので、もしかして・・・「柔らかい?」と聞き直すと、「はい」と言うので、「安い is cheap」(「安い」は「cheap」)と説明すると、大笑いして、「すみませーん」と叫んでいました。まだまだ、このような話しは尽きないほどありますが・・・
教えている私が言うのも変ですが、本当に、楽しいレッスンでした!






